Sony “28-70mm F2” は本当に必要なのか?

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軽量設計

先日、Sonyから新しいGMレンズ「28-70mm F2」が発表された。

F2通しのレンズ自体は、他社ではすでに登場していたが、注目すべきはその軽さである。本レンズは、脅威の918gである。カメラを趣味とする人からすると、このレンズが異次元の軽さであることが分かるだろう。

いくらスペックの高いレンズであろうと、重量が重すぎると使用しづらい。特に動画撮影でジンバルを利用する場合は、レンズの軽さは重要である。今までは、F2.8通しのレンズが重量と明るさのバランスが良いため利用されることが多かったが、このレンズはF2ながらも1kgを切っており、ジンバル運用を含め多くの撮影現場で利用しやすい重量になった。これは、F2通しが標準レンズとして使われる未来への最初の製品になるかもしれない。

利用されるのか?

撮影の仕事では、「24-70 F2.8 GM2」が最も多く使用されているレンズだと思うが、このF2通しのレンズに乗り換える人はどれくらいいるだろうか?
周りの人間やインターネット上の口コミをみても、今のところ、買い換える人は多くない印象である。

理由は主に2つだろう。
① 値段が40万円超え。
②「24-70 F2.8 GM2」のクオリティが高すぎる。

まず、値段があまりにも高い。公式価格はほぼ50万円で、クーポン等を駆使しても42万円ほどはかかる。これだと同じ値段で、「a7Ⅲ」と「24-70 GM2」のセットを買えてしまう。いくら仕事機材とはいえ、簡単に出せる金額ではない。
また、「24-70 F2.8 GM2」で十分だという人も多いだろう。かくいう私も、仕事で「24-70 F2.8 GM2」を使うことがあるが、これがあまりにも快適で美しい映像が撮れるから、今のところは満足してしまっている。

レンズの資産価値は高い

レンズは資産価値が高い。特に新しいレンズほど顕著である。今回の「28-70 F2 GM」は革新的なスペックであり、同等スペック&より軽いレンズは、少なくとも3年は登場しないと思う。その間は常に最上位クラスのレンズの価値を持ち、値段はほとんど落ちないと考えられる。

と考えれば、購入できる余裕がある人は買ってしまっても損しないレンズなのではないかと思う。

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